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京都府舞鶴市に位置する、国の重要文化財および近代化産業遺産である舞鶴旧鎮守府倉庫施設の使用したインスタレーション作品。
会場中央に2台の160inchのリアスクリーンを配置、映像を投影。映像には約30年前の地元の風景や自分と同世代の母親、そして、赤レンガ内の風景が同時に投影される。
会場の奥には映像に映る風景と同じ空間が作り出され、観客は過去と現在が交差する空間をその場で経験する。
■Title「I 'd been nowhere(ずっとここにいた)」
■Concept
この作品は何処にいても離れる事のできない、私と故郷との関係性を表現した作品です。
インドでの旅の途中、夜明け前のガンジス川の辺ですやすやと眠る一匹の犬と出会いました。その瞬間、急激な距離感の変化を体が受け取りました。幼い頃一緒に暮らした夢見る犬にシンクロしたのです。
実体がどこにあってもと[不在性]から[存在性]を感じる事は可能です。
作品を通じて貴方の中に眠る儚い繋がりをたぐりよせ、[存在]の確かさを見つけてください。 |
※展示の模様は2009年度文化庁メディア芸術祭にて上映予定 |
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